P.O.P(Portrait.Of.Pirates) 10th ANNIVERSARY

2014.05.23

P.O.P航海日誌 第三章

皆様、こんにちは&こんばんは。

P.O.Pワンピースシリーズ開発担当、メガハウス金子です。

 

Webラジオ『柿原徹也と入江玲於奈のメガトレステーション』にて

P.O.Pの紹介コーナー『P.O.P.O.P』に出演しております。

 

一見するといい年こいたちょんまげのオッサンが、

うら若きお嬢さん方に囲まれてニヤニヤしながら

年甲斐も無くはしゃいでいるだけの映像に見えるかも知れませんが、

 

こ れ も 仕 事 で す の で。

 

当コラムにも掲載していない情報をポロッと話したりもしますので、

お時間のある際に是非チェック頂けますと幸いです。

 

さて、前回の反響が大きかったのか、

皆さまからコメントを多数頂いております。

今回も、少しだけご紹介しましょう。

 

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【その1】ホッチキスさん からのコメント
  なぜSAシリーズ、アーマードフランキーだけ受注販売に
  なったのでしょうか?
  揃えたくてもフランキーだけが揃わないんです(ToT)
  何とかしてください…!!

 

フランキーの販売方法に関しては社内に限らず、

日頃お世話になっている流通の方々とも相談を重ねたうえでの判断でしたが、

こういったコメントが非常に多くの方から寄せられているのも事実です。

ちょっと考えていることもありますので、少々調整のお時間を下さい。

 

ちなみに、同じ方から複数回寄せられたコメントは

『多くの方から寄せられたコメント』とはカウントしておりません。

そちらは『熱心な方からのコメント』という認識で拝見しております。

それぞれ分けて考えておりますので、ご安心ください。

 

 

【その2】緑牛さん からのコメント
  メガステ見ました。カッキーのトークが最高でした。
  健康のために少し痩せた方が良いんじゃないですか。

 

お母さんのような優しいコメント有難うございます。

いや、自分で見てもまったく同意ですね。

お酒はほどほどにします。

 

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皆様、ありがとうございました。

全ては紹介出来ませんが、引き続き応援や質問お待ちしています。

 

さて、お待たせしました。

一週間ぶりのコラムの続きです。

 

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“大きいサイズのワンピースフィギュア”に対して

なかなか周囲の理解を得られなかった2003年。

当時最も信頼を置いていた原型会社の担当の方に

同じ質問をダメ元で相談してみました。

 

残念ながら、反応は薄く。

あぁ、この人も同じ反応か・・・と一瞬諦めかけましたが、

自分の口から出てきた言葉で、状況は一変します。

 

「あのね。私がやりたいのは、Aさんみたいな造形なんだ。

 

ズバリ言えば、“Aさんの作ったゾロ”が見たいんだ」

 

Aさんと言えば、当時人気上昇中の原型師さん。

今は可動フィギュアで有名ですが、

当時はエッジの効いた男性フィギュアを次々作っており、

個人的に大ファンでした。

 

今思えば、いちフィギュアファンの妄言に過ぎません。

ただ、その言葉を聞いた担当さんの目が輝きました。

 

「作りたい物が伝わりました。面白そうだ、やりましょう」

 

そして出来上がったのが、P.O.P第一弾に加わるゾロでした。

原型を手がけられたのはAさんではありませんが、

後に大ヒット男性フィギュアシリーズを生み出す、人気原型師のEさんでした。

 

正直、原型の一発目を見たときには・・・震えました。

行ける!絶対行ける!!と小躍りしたのを思い出します。

 

 

また、別の原型師さんにナミをお願いしていたのですが、

こちらがまた予想を超える素晴らしい出来栄えでした。

 

 

正直に言えば、商品化の際に空島編の衣装を選んだのは、

ナミがビキニ姿でセクシーだったという要素も大きかったのです。

“王道少年漫画のヒロインをセクシーに立体化する”という考え方も

当時はかなり斬新だったんですね。

 

 

一番苦戦したのが、やはり主人公のルフィでした。

何も考えずに作れば大味になり、考えすぎるとしつこくなり・・・

何度も何度も答えが明確でない修正に対して

懲りずに付き合ってくれた原型師さんには、今でも感謝しています。

 

詳しい方は、もう御存知ですね。

その原型師さんこそ、福田 貴さんです。

心優しき巨人族(笑)は、P.O.Pシリーズの立役者でもあるのです。

 

 

いち企画担当のフワッとした感覚と、

ワンピースという作品に対する強い想いが、

色々な方の協力によって、今まさに、立ち上がろうとしていました。

 

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さて、今回はここまでです。

 

いろいろ思い出す事もあり、なんか感慨深いですね。

 

ご感想のコメント頂けますとモチベーションが上がりますし、

叱咤激励は背筋が伸びる思いです。

 

ただ、誹謗中傷と取れるようなコメントはなるべくおやめください。

上記のように大部分はユーモアと受け止められますが、

せっかくの貴重なご意見や改善提案などが

書き方ひとつで台無しになるのは、非常に勿体ない気持ちになりますので。

 

ではでは。

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